8月24日(木)~25日(金)埼玉県大宮で開催された第58回日本人間ドッグ学会に参加してきました。

今回は初参加で、本学会では初めて眼科検診に関するシンポジウムが開催されました。

眼科は2008年(メタボ検診の導入)より特定健診になってからは、眼底カメラが選択制になり検診率が激減。現在の眼科検診は自治体レベルの眼科検診と人間ドッグの任意検診がマーケットになっております。

ドッグ学会の検査指針では視力、眼底、眼圧の3項目が必須になっていますが、緑内障の受診重要性から考えると眼底、眼圧の検査だけでは限界があることが主に話されておりました。

現状の緑内障の眼底診断では視神経繊維層の欠損や多様な乳頭所見(乳頭陥凹拡大等)の診断は難しい、また解放隅角緑内障の90%は正常眼圧であり眼圧計の役割は極めて小さい等の経緯から今後は、OCTやFDT(視野)、眼軸長等の導入、組合せ診断判定が望まれている印象でした。今後の眼科検診動向に期待です!

学会期間中はとにかく蒸し暑く・・・汗をかきながらの学会聴講でした(―_―:)